<> <> <> <> <>
<> <>
グレン・グールドについてあれこれ調べていくうちに,宮澤淳一は,「カナダ」という存在を意識するようになり,カナダ研究にも領域を拡げるようになりました.日加平和友好交流計画というグラント(外務省)に基づき,2000年にトロント大学に滞在し,「グレン・グールドとカナダ文化」について調査をしました.彼はその後もこれを続けています.グレン・グールドの拙著『グレン・グールド論』は,その経過報告のひとつです.
グールドの文脈にとどまらず,カナダ研究への関心は深まりました.宮澤は,メディア論者マーシャル・マクルーハンや文芸学者ノースロップ・フライの仕事や,カナダの作家たちの作品(カナダ文学)にも強く惹かれています.
カナダ文学では,現代の古典のひとつとされるティモシー・フィンドリーの小説『戦争』の邦訳を出版しています(彩流社,2002年).映画化にあたり,グールドが音楽を担当した作品としても知られていますが,それとは関係なく素晴らしい作品です.ぜひお読みください.
マーガレット・アトウッドのカナダ文学論『サバィバル』の書評はこちら.
アトウッドの小説『またの名をグレイス』の書評はこちら.
浅井晃『カナダ先住民の世界』の書評はこちら.
<> <> <> <> <>
<> <>
|